【前編】ファジアーノ岡山のマーケティング戦略について聞く!Instagram担当者インタビュー

2018年10月26日よりInstagramアカウントを開設したJリーグクラブ、ファジアーノ岡山。


弊社で運用のお手伝いをさせていただいている、岡山のInstagramやマーケティングについて、内富基陸さん(株式会社ファジアーノ岡山スポーツクラブ・地域コミュニケーション推進部)にお伺いしました!



入口を増やす一つの選択肢としてのInstagramだった


−−−Instagramを開設するきっかけは?


きっかけは、まだファジアーノ岡山に興味・関心が薄い方にいかに情報をお届けできるかを考えたことからでした。いくつか情報を集めた中で、数あるSNSのうちInstagramが最も、そういった方々に情報が届く可能性が高くなるはずだと考え、開設しました。


そもそも私たちは、地域の方々にスタジアムに来ていただくことで、飲食やグッズの売上が増え、またはそれによってクラブの存在感や信用力も増すこととなります。過去、J2からJ1に昇格したクラブの中で、昇格前に平均入場者数が1万人未満のクラブが3年を超えてJ1に残留したことはありません。2015年より「Challenge1」と銘打ち、J1にふさわしいクラブになることを目指し、まずはその目標の一つとして平均入場者数1万人を達成することをファン・サポーターの方々と共有してきました。今来てくださっているファン・サポーターの方が、よりクラブに愛着を感じてくださることも大切ですし、同時に、まだ来たことがない方が、新たにホームゲームへの来場に興味・関心をもってくれるよう働きかけることも大切だと考えています。


ちなみにJリーグの観戦者調査で、ファジアーノ岡山は30代~50代が全体の半分以上を占めていて、18~22歳の大学生年代は3.7%くらいしかいないんです。


先日、新聞で見たのですが、20代と70代の外出率を比較すると、70代の外出率の方が高いというデータが掲載されていました。

若い人(一応私も含みます・・笑)はスマホで全部解決できるようになってしまっていて。ゲームもできるし、コミュニケーションも取れるし、服も買えるし、外に出る必要がない便利な世の中になっている。


短期的に見ると観戦率の高い30~50代の方々に興味・関心を持っていただき来場に繋げるのが一番早い。ただ中長期的に見ると10~20代の方々にも、ファジアーノに興味・関心を持っていただかないといけない。

そのため、特に若い方にアプローチするということでインスタを始めました。



−−−始めたのが2018年10月ですが、それまでやっていなかったのはなぜでしょう?


単純に手が足りませんでしたね。SNSもいろいろなものが出て来すぎていて手が回らない。

一度始めてしまうと定期的に更新しないといけないので、やっぱり始めることに関してどうしても二の足を踏んでいました。


それでも、ファジアーノの入口を増やす一つの選択肢としてのInstagramでした。

手が足りていないところはいろいろありますが、入口を増やす上でInstagramをやってみよう、というのがクラブとしての判断でした。


何か新しいサービスや商品、体験について、若い人は今、GoogleじゃなくてInstagramで検索すると聞き、それはもうかなり衝撃的でした。公式のホームページ(Google)ではなく、口コミ(SNS、Instagram)を信じる時代に移ってきているんだなと感じています。そして、個人的な考えですが、フォロワー数というものがこれからもっと価値を持ち出すのではないかと。いずれこのフォロワー数こそが、“このクラブすごいな”という尺度になっていくんじゃないかなと考えています。


−−確かにわかりやすく見えるところですしね。


Tik Tokで定点観測している女子高生がいるんですけど、その子Instagramのフォロワー数が約1万5千人。普通の高校生ですけど、フォローされている数はうちの選手よりずっと多いんです。(笑)


例えばその高校生が、ファッションショーやイベントを開催した際に、フォロワーの方がそのイベントを観に来られると思うんです。その現象がファジアーノでも起こると思っていて、SNSきっかけでファジアーノを知って、それが来場にも繋がるのではないかと考えています。







View this post on Instagram









Thank You 6,000 Followers????✨  ????ファジアーノ岡山の公式Instagram フォロワーさんが6,000名を超えました????  みなさまいつも ありがとうございます????????✨  引き続き、公式Instagramでしか 見られないレアなショットなどを お届けしていく予定です???????? お楽しみに????  #ファジアーノ岡山  #fagianookayama  #fagiano #okayama #???? #????  #ファジのある生活 #Jリーグ  #jleague  #喜山康平 #6 #6000  #背番号6 #ThankYou  #thx  #ありがとう #いつもありがとう #いつもありがとうございます 

ファジアーノ岡山さん(@fagianookayama)がシェアした投稿 -



若い世代を常に捉えるのはすごく大事


−−−インスタは“若い人”“新しい人”に向けて振り切ってやっているんでしょうか。


そうですね。もちろんずっと応援してくださっている方々に喜んでいただけることも意識していますが、Instagramでは特にまだファジアーノ岡山への関心・興味が薄い方が気に留めるきっかけをつくることに舵を切って運用したいと考えています。


−−−始めてみて感覚として、反応はどうですか?


まず、これまでファジアーノを応援してくださっている皆さんが喜んでくださっているな、というのは感じています。実際にそういった声も聞いています。

dsc(株式会社大学スポーツチャンネル)の皆さんが、画像に文字入れしてみたり、うまく加工してくれて、そこはファンの方も喜んでくださっているのかなと。


一方でここから目指さないといけないのは、サッカーにあまり興味のない、そしてスタジアムにも来場されたことのない方への訴求。特にInstagramにアクティブで、かつこれから特にファンになっていただきたい10~30代の方に向けて発信すること。それを実現するためにdscの皆さんが、全ての投稿画像に様々なハッシュタグをつけてくれているのは、多くの方にクラブのアカウントを知ってもらうのに大いに役立つ方法だと感じています。


理想としては、今フォローしてくださっている皆さまが喜んでくださることと同時に、新規の方にもInstagramを見てスタジアムに行ってみたくなるような発信をしていきたいです。


−−−運用は弊社で行なってはいますが、インスタの難しさや面白さはどのようなところに感じますか?


難しさは、もう…これは自分で内容を考え、投稿することは到底難しいなと思っています。

ハッシュタグからの流入が結構あるというのは知らなかったですし、Googleで調べずにまずInstagramから調べるっていう習慣があると聞くと、変化が早すぎるので、自分がそこに飛び込んで学んでいるうちに違う流行りが出てきそうで追いつける自信がありません、、。苦笑


dscがされている、インターン制度によって、運用を手伝う学生が毎年変わっていくというのは、その世代の流行を常に捉えることになるのですごく大事だと思っています。クラブのSNS担当者がノウハウを学んでいっても、流行は本当に早く変わっていくので、それを捉えることが難しい。であれば、任せることも一つの運用方法だという考えです。


▽大学スポーツチャンネルのインターンについて

dscインターン生の1日はどんなスケジュール?

インターン生と日常会話から、トレンド共有・トピックス共有まで弊社のslack活用法



−−−同じ感覚で理解するのは難しいですよね。

それでもTik Tokを見たり、ご自身でも勉強されていますよね。


勉強していますね。ファジアーノを応援する大学生サークル「FAGiPiSTA」というのがあり、その大学生と接する機会が多いんです。

僕は新卒でファジアーノに入っているんですけど、だんだん歳が離れてしまって。(笑)

彼らと共通の話題を持ちたいと思って、流行っているSNS・音楽などは参考にするようにしていて、新しいことを学んでおこうとは考えています。

個人的に、若い世代の流行をまず試してみることを意識しています。


僕個人の話になってしまいますが、若い頃、「若いね~」って言われることがすごく嫌で。だから自分より歳下の学生には、「若いね」って言わないようにしています。彼らが今何に関心があって、どんなサービスを使っているか、必死についていこうとしています。笑


「FAGiPiSTA」の活動。ホームゲームでのイベントなども行なっています。



−−−実際の大学生の意見を聞くのは大事ですよね。


そうですね。SNSでいうと、今の子はFacebookはやってないって言うんですよ。


−−−アカウントすら持っていない子もいますね。


私は法人営業も兼務しているため、経営者層にお会いすることが多いのですが、その世代の方はやっぱりFacebookなんですよね。

でも若い世代はアカウントすら持っていない。もっと彼らのことを理解するように意識していないと、今後彼らに合った集客施策などは打てないだろうと考えています。


−−−後編では、マーケティングや営業に関する取り組みについて広く伺っていきます!




>>後編はこちら


▽関連リンク

ファジアーノ岡山Instagram

ファジアーノ岡山公式サイト

内富基陸さんTwitter

内富基陸さんnote



▽大学スポーツチャンネルのインターンシップ採用


お問い合わせ

スポーツ領域のSNS・ミレニアルズマーケティング等に関して、お気軽にお問い合わせください。

関連記事

RANKING

KEYWORD