ミレニアル世代の価値観から生まれたサッカークラブ!?「TOKYO CITY F.C.」とは【後編】


前編ではクラブが設立された背景やミレニアル世代を巻き込むための具体的な取り組みについて聞いてきましたが、

後編ではJリーグを目指す構想を発表した背景やビジョンについて話を聞いていきます





渋谷の街がフットボールを通してワクワクする


−−−2019シーズンの臨むにあたり、ヴァンフォーレ甲府から阿部翔平選手を獲得され、ほぼ同時期に「渋谷からJリーグを目指す構想」を発表されました。そう至った背景は何だったのでしょうか


これまでお話してきたようなスタイルでクラブ運営を行い5年が経ちました。色々なことがありましたが、大まかにいうとミレニアル世代を巻き込んだ新しいスタイルのクラブ作りにはもっともっと可能性があると感じていました。

また同時に渋谷という街も大きな変化の時を迎えていました。クラブが直接寄与したわけでは無いかもしれないですが、スポーツのバリューが高まりもっとスポーツを活用していこうという機運が生まれていました。


これまでのクラブが歩んできた5年を振り返り、次の5年・10年のなりたい姿を考えたとき、僕らがやってきたことは「フットボールを起点としたコンテンツサービス」であり、それらを通してワクワクする人を増やしたり、その結果として街が活気付いたり、そういうことをもっともっと本気でやっていきたいんだと気付き、ビジョンの刷新を行いました。


掲げたビジョンは「Football for good 〜ワクワクし続ける渋谷をフットボールで〜


試合はもちろんですが、フットボールから生まれる様々なコンテンツが溢れる渋谷をつくり、渋谷の街がフットボールを通してワクワクする。そんな情景を目指したいと意見が一致しました。


例えば、週末の代々木公園ではトップレベルのフットボールにワクワクする一方で、原宿ではフットボールからインスピレーションをうけたファッションにワクワクしたり…恵比寿でも代官山でも千駄ヶ谷でも幡ヶ谷でも代々木上原でも神泉でも、オフィスの中でも公園でもクラブでもレストランでも銭湯でも、それぞれのカラーにあったフットボールから派生したコンテンツを実現することにより、それぞれの特徴をさらに引き立て、ワクワク感が増す。そんなことをフットボールを通じて実現していきたいと思うようになりました。


クラブが生まれた地である、渋谷の魅力を増幅させ、もっと渋谷にいる人たちがワクワクする毎日を、渋谷にいる人たちと共に作っていきたいと思っています。

今でも素敵な景色が盛りだくさんの渋谷ですが、その景色が今より少しだけ素敵なものになるようクラブがお手伝いをできればと思っています。



−−−そのようなビジョンのもとに、Jリーグを目指そうとなった?


クラブのゴールはあくまでビジョンの実現にあります。ビジョンを実現するための戦略としてJリーグに入ることが、より実現に近付く。そう思ったからJリーグを目指そうということになりました。



−−−なぜそう思ったのですが


理由は大きく2点あります。

1点目はJリーグが日本のフットボールにおけるピラミッドの頂点であるからです。当たり前の話ですが、日本で最もレベルが高いフットボールを見ることが出来る場所がJリーグです。

それは興行としての魅力とニアリーイコールでもあるといえ、レベルの高い選手が、クラブが、しのぎを削るその様は、間違いなくワクワクを引き起こします。クラブが様々な努力を重ねていることでその魅力は年々増し、単にフットボール好きがフットボールを楽しむ場所から、フットボール入りでない人たちにとっても遊び(お出かけ)の選択肢として候補に上がる存在へとなってきました。

つまりJリーグは多くの人たちへ「フットボールを通じてワクワクを提供することの出来る場所」と既になっているのだと思います。その世界観は我々が目指したいそれと同じであり、Jリーグ入りを目指すことはビジョンから考えた時自然な流れでありました。


2つ目の理由はJリーグの理念と、Jリーグが向かっている方向性です。
Jリーグはご存知の通り、3つの理念(日本サッカーの水準向上及びサッカーの普及促進・豊かなスポーツ文化の振興及び国民の心身の健全な発達への寄与・国際社会における交流及び親善への貢献)を掲げており、それ自体にもとても共感していますが、開幕25周年を迎えた2018シーズンに、「Jリーグを使おう」という言葉が生まれ、社会と連携し未来を共創するという将来のビジョンが示されました。

このビジョンもまさに我々が目指す方向性そのものであり、「共創」という言葉はクラブのアイデンティティと言えるミレニアル世代の価値観とも大いに繋がります。だからこそ、その大きなムーブメントの一員になって一緒にその世界観を実現したいと思い、Jリーグの仲間入りを目指そうとなりました。



遊びの選択肢にスポーツがある


−−−多くのクラブは競技的な側面からJリーグを意識すると思いますが、それだけでは無かった。


そうです。競技的な側面は勿論ありますが、あくまでビジョンありきです。でもそのビジョンがすごく魅力的だったし、想いが一致していました。

偶然な部分は半分くらいと必然な部分が半分くらいな気がしていますが、そんな背景から「ビジョンを実現するためにJリーグを目指す」と決めました。









−−−「”ミレニアル世代の遊びの選択肢にスポーツを”」というのはミレスポのコンセプトであり、TOKYO CITY F.C.にも通ずるところだと思いますが、よりその世界に近付くためには何が必要でしょうか

多様性をエネルギー源とすることはキーワードだと思っています。


実際スポーツの価値というのは多様なものがあると思いますし、楽しみ方も人それぞれだと思います。競技そのものが好きな人もいれば、スタジアム・アリーナの雰囲気が好きな人、誰かと何か新しいものに出会うことが好きな人、かわいいものが好きな人、カッコいいものが好きな人、本気な姿が好きな人、ワイワイ楽しい雰囲気が好きな人。

そんな様々な文脈での楽しみ方があるのがスポーツでありエンターテイメントだと思っているので、そのどれもを否定せず、だけどその中から特に注力しているものを選んでクラブのカラーにしていく。


そんなように、様々なカラーを持つクラブが出来れば、いつしかきっと「スポーツ好きなの?」な会話が普通なのではなくて「どのクラブ応援しているの?」な会話が普通になる、『遊びの選択肢にスポーツがある』状態が作れるのではないかと思っています。


だから、TOKYO CITY F.C.ではこれまでお話してきたようなアプローチでビジョンへ向かって進んでいきますし、大学スポーツチャンネルのミレニアルズマーケティング事業部としては各クラブが持つアイデンティティをミレニアルズのタイムラインに最適化して伝えていくお手伝いが出来ればと思っています。


前にミレスポの企画でも記事になりましたが、これから5Gの時代の到来とともにスポーツの価値はもっと高まると感じていてその価値を広げることにチャレンジをしていきたいと個人的にも思っています。


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