新型コロナウイルスの影響で活動が制限されるなか、
アスリートはどのような発信をしているのでしょうか?
SNSコンテンツやオンラインでの取り組みを集めてみました。
トレーニング動画・スキルチャレンジ動画
多いのはやはりこれ。
お家でもできるトレーニングの紹介や、アスリートの技を見せるチャレンジ動画の公開です。
世界的スター・イニエスタ選手もトレーニング動画を投稿。
イニエスタ選手は3月の1ヶ月間でTwitterで約4,000、Instagramで約8,500フォロワーを獲得しています。
桁がすごい…。
Hay que echarle imaginación... Quiero revancha, @AnnaOrtiz34!!😍#deporteenelsalón #quédateencasa pic.twitter.com/odJclITMPe
— Andrés Iniesta (@andresiniesta8) March 27, 2020
奥様のTikTokアカウントでトレンドの「プランクチャレンジ」を投稿した動画には9万いいねがついています。
TikTokにイニエスタ選手が登場したというのはインパクトが大きかったようです。
サッカー日本代表選手やJリーガーも続々投稿。
こんにちは!長友佑都マネジャーです!
— 長友佑都マネージャー (@yutonagatomomg) March 10, 2020
休校や外出自粛期間等で、運動不足じゃありませんか?
過去に長友のトレーニングをとった動画をアップしますので、是非自宅でのトレーニングの参考にしてみて運動してみてください! pic.twitter.com/SqxqVMmxfu
五輪アスリートたちも。
【No.16】#気まぐれレスリング
— 井上智裕/Tomohiro INOUE,OLY (@tomohiro717) April 2, 2020
レスリングは下半身が大事!
僕はスクワットが苦手でしたが鍛えるようになって多少のことでは崩されなくなりました!#FUJIOH#rvddw#レスリング#グレコローマン#グレコ#スクワット#家トレ#自宅トレーニング pic.twitter.com/nvooWkcAUY
〇〇チャレンジとしての広がり
投稿した技が「〇〇チャレンジ」として、他の選手や一般に広がっていくものもあります!
単体の動画で終わるのではなく、こうした展開を見せると波及効果は抜群。
誰かの投稿から元動画が見られたり、他の動画を辿っていったりされることで、より多くの人の目に留まることに繋がっています。
小野伸二チャレンジ
小野選手がトラップのコツを解説するこちらの動画は
「うますぎる!」と話題になり、「#小野伸二チャレンジ」へと繋がっていきました。
「小野伸二チャレンジ」と言い出したのはおそらく、元動画投稿から2日後の宇賀神選手。
チャレンジは失敗…笑
そこからの「小野伸二チャレンジ」の投稿件数の推移がこちらです。
2週間余りで、Twitterでの投稿数は約120件、Instagramでは170件となっています。
投稿の内容を見ると、子供から大人まで多くのサッカーファンが参加していることがわかります。
他の選手やOBも参加。クラブでのトレーニング後にわいわいする様子も。
昨日のトレーニング後、アキとリョータとシンが #FC琉球 #小野伸二 選手の #ピタッと トラップをやってみた⚽️
— 名古屋グランパス⚽️ (@nge_official) April 3, 2020
小野選手が凄すぎますが😅3選手も流石ですね👍😉#小野伸二チャレンジ#秋山陽介#青木亮太#中谷進之介#同級生#grampus pic.twitter.com/ojmtcnqnKZ
#小野伸二チャレンジ
— 田中パウロ淳一 (@ppppppppppaulo) April 3, 2020
やってみました!!😎🤙
上手いと思った人リツイート!!#ピタッと#トラップ#チャレンジ pic.twitter.com/y1iejdH007
田中パウロ淳一選手や、宇賀神選手のチャレンジはニュース記事にも取り上げられ、
さらに拡散される要因となりました。
山口MF田中パウロ淳一の“小野伸二チャレンジ”が面白い!?「さすが」「おもろい笑」(ゲキサカ)
「僕の失敗動画が思わぬ反響を…」浦和MF宇賀神が“小野伸二チャレンジ”にリベンジ(ゲキサカ)
トイレットペーパーリフティング
世界のサッカー選手の間ではトイレットペーパーリフティングに挑戦する選手が多く見られます。
「ESPN」公式インスタグラムではメッシ選手も挑戦。
「#SportsAssistYou ~ #いまスポーツにできること ~」としてコンテンツを配信している日本サッカー協会のインスタグラムでは久保建英選手の挑戦も。
エアロビチャレンジ
Bリーグ田渡凌選手の投稿から流行を見せているのは「エアロビチャレンジ」。
元動画の面白さはもちろんですが、いくらでもアレンジできそうなところもSNSの拡散性に合っているかもしれません!
#エアロビチャレンジ pic.twitter.com/pELeXWqjVm
— 田渡 凌 Ryo Tawatari (@TAWATARIRYO) April 2, 2020
こんなんされたらやるしかないっしょ😫
— Morihisa Yamauchi (@hisa_32) April 2, 2020
⚠️音注意⚠️#エアロビチャレンジ#水分補給も忘れずに#次はどのBリーガーかな#案外汗かく#自宅待機の今結構いいかも#StayHome#この後しっかり手洗いうがいしました#こまめにやる事が大事 https://t.co/FUjItE8o42 pic.twitter.com/i0AMkcPkFC
小野選手のように「スゴ技」だけど誰でも挑戦できる、
もしくは、田渡選手のようにキャッチーで楽しいということが拡散されるポイントでしょうか。
啓発メッセージ
影響力のあるアスリートが、しっかりと今すべきことを自分の言葉で発信するのも重要なことです。
多くのアスリートやリーグ、クラブが、外出自粛を呼びかけるメッセージや、手洗い動画などを発信しています。
#ステイホーム pic.twitter.com/xO34RlZz9h
— SHINJI KAGAWA / 香川真司 (@S_Kagawa0317) March 29, 2020
日本の皆さん、冗談抜きで家にいた方が良いです。感染拡大を食い止めるには一人一人の行いにかかっています。#ステイホーム #stayhome #感染拡大防止 pic.twitter.com/cnXIdiGwOt
— MAYA YOSHIDA (@MayaYoshida3) March 29, 2020
ライブ配信・オンラインMTG/トレーニング
インスタストーリーで質問を募集したり、インスタライブを行ったりする選手も非常に多くなっています。
その中で、アスリートたちがコラボするケースも増えています。
八村塁選手とダルビッシュ有選手のインスタライブは豪華すぎる!と話題に。
日本時間夜0:00ぐらいからインスタで八村塁くん@rui_8mura とLIVEしまーす。
— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) March 26, 2020
ダルさん@faridyu とのインスタライブいろいろ話せてよかったです!みなさんも楽しんでもらえたかと思います👍🏾
— Rui “Louis” Hachimura 八村 塁 (@rui_8mura) March 26, 2020
一人でのライブ配信よりも
他の選手と絡みや、競技の垣根を超えてのコラボはレア感が増して注目が集まっています。
インスタやLINE LIVEではなく、
zoom等を使ってより直接コミュニケーションを試みる選手も出てきています。
普段からTwitterで積極的に発信しているアイスホッケーの三浦優希選手は
zoomで直接お話する人を募集。
○オンラインで直接お話しませんか
— 三浦優希 Yuki Miura (@yukimiura36) April 4, 2020
・僕とzoomで会話
・リプかDMで申し込み
・個人、チーム、どちらでもあり
・時間は1枠30-40分程度
・日程はその都度相談
・参加者の顔出しは自由
・画面の前でコツやスキルを紹介
・質問、疑問、相談に答える
・無料
いかがでしょう?😃#三浦優希とzoomしよう pic.twitter.com/jkqOGw4Tt2
Jリーグ栃木SCの菅和範選手とzoomで話をしたそうです。
今日 @yukimiura36 選手と1時間半のzoom会話。
— 菅和範 (@kazu535012) April 6, 2020
とても有意義な時間で、沢山のことを学ばせてもらいました!!
サッカーとアイスホッケー、競技は違えど、悩みは似てるし、お互い良い刺激を与えながら、共に成長していきたいなと思いました!!
三浦くん、ありがとう!
素晴らしい人物です! https://t.co/cwXFuTLDYy
本田圭佑選手はオンライントークやオンライントレーニングを実施。
今日の8:30からです!今の自分を変えたいと思っている人や才能がないと自覚している人、将来成功したいと思っている人に価値を届けられるように話します!#では後ほど https://t.co/jox8EhdZLI
— KeisukeHonda(本田圭佑) (@kskgroup2017) March 28, 2020
ビデオ通話で一緒にトレーニングしたい人いますか?家でも追い込みたい!って人向けに室内でボールもなしで1人でも出来るフィジカルトレーニングをやろうと思います。#対象は高校生以上 #もちろん高校生以下もOk #土曜日の朝8時半https://t.co/u4lVsigOsa
— KeisukeHonda(本田圭佑) (@kskgroup2017) March 31, 2020
オンラインだからこそ“近づける”“簡単に繋がれる”ということもあるのではないでしょうか。
近年オンラインサロンなどが活発になっていますが、
アスリートもオンラインで付加価値の高いコンテンツを提供していくことができそうです。
Youtubeチャンネル
アスリートがYoutubeチャンネルを開設して発信することは増えてきていましたが、
この新型コロナウイルスでの中断を機に始める選手も出てきています。
YouTubeチャンネル開設"だけ"しました。皆様からアイデアを募集して動画創っていきます。#李忠成YouTube で【企画ツイート】待ってます!
— 李忠成・Tadanari Lee (@ChunTadanari) March 23, 2020
採用された方は撮影現場にご招待します!
皆んなつらい今だからこそワンチームで盛り上げて行きましょう!#コロナに負けるなhttps://t.co/VIITKbKuGF
以前からチャンネルを運用している選手はトレーニング動画の公開したり、今思っていることを発信したり。
一方でダルビッシュ選手は、サブチャンネルではゲーム動画を上げ続けています。笑
家で暇つぶしにYoutubeを見るユーザーは増えていますので、
だらだらと見て楽しめるコンテンツもYoutubeには向いていますね。
Youtubeでのコンテンツを伸ばすには「Youtubeらしさ」も重要なポイントです。
まとめ
アスリートがスポーツをできない、ということは非常に苦しい状況ですが
多くのアスリートが様々な形でSNS等を通じて発信しています。
アスリート自身が発信することで、社会的責任を果たしつつ、
ファンを楽しませたり、スポーツの価値をアピールしたり、新たなマネタイズポイントを生み出したりすることもできるはず。
この状況だからこそ、ますますアスリートからの発信が増えていくといいですね!