再開後のスタジアムの様子は?各国スポーツリーグの取り組み事例

台湾、韓国、そしてドイツ…

新型コロナウイルスの影響による中止・延期から、少しずつ各国のスポーツリーグが開幕・再開し始めています。


しかし、コロナ以前と同じようにというわけにはいきません。

無観客で再開するなか、スポーツ観戦を楽しんでもらうためにどのような工夫がされているのでしょうか?

各国の事例をまとめました。


スポーツイベントの開幕・再開予定はスポナビのまとめがわかりやすいです!

https://sports.yahoo.co.jp/contents/4147



台湾プロ野球・CPBL


世界に先駆けて4月12日に無観客で開幕。

さらに、5月8日には上限1000人で観客動員を始め、15日からは上限2000人まで入場可となりました!



ロボット応援・顔写真入り人型パネル


楽天モンキーズではなんとロボットが応援!

無観客でもロボットの太鼓の音やチアの応援で盛り上げました。


ファンの顔写真入り人型パネルも設置。

4人1組で日本円で約2万円、好きなメッセージを入れることも可能です。

また、空いたスタンドを活用した協賛企業への販売も積極的に行っているとのことです。



インターネット配信


イレブンスポーツなどでインターネット配信も行っており、無料配信の試合もあります!

球団のTwitterアカウントで英語実況を入れ、配信する取り組みも。

アメリカからの視聴もあるようです。


観客入場再開後の様子は…?


マスクを着け、座席の感覚を空けての観戦ですが、太鼓やメガホンの音、さらに声を出しての応援も行われています。

なんだか希望が湧いてくる光景!


マスコットがアルコール消毒をして回る様子も。


こうした光景は、国をあげての新型コロナウイルスの抑え込みがうまくいっているからこそであり、試合にあたっても厳しい防疫対策が行われています。

しっかりと対策し、一人一人が防疫意識を持つことが大切ですね。


参考:

https://www.nhk.or.jp/sports-story/detail/20200520_4519.html

https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/202004130004-spnavi?p=1

https://hochi.news/articles/20200429-OHT1T50219.html

https://www.nikkansports.com/baseball/news/202005080000725.html



韓国プロ野球・KBO


台湾に続き、韓国プロ野球も5月5日に無観客で開幕しました。


ZOOMでの応援


KTウィズではZOOMに300人のファンが参加し、応援の様子を内野席の特設モニターとバックスクリーンに映し出しました。



これはかなり「離れているけど一緒に応援している」という感覚になれるのではないでしょうか!

選手にとっても、応援してくれているファンがいることを感じられそうです。


応援団・チアがいることも大きなポイントだと思います。

ただ映し出すだけで自発的に盛り上がるのは難しそうですが、応援団・チアが先導することで一緒に盛り上がり、球場の雰囲気を作ることができていると感じました。


台湾と同様に、韓国でもファンの顔写真入りパネルが観客席に設置されている球団も複数あります。


ソーシャル・ディスタンス・始球式


さらに、KTウィズでは少年が巨大な風船のボールに入って登場し、始球式が行われました!

自らがボールとなり、キャッチャーのところまで歩いていってタッチ。

アイデアひとつで、ソーシャル・ディスタンスを守りながら面白さも夢もある始球式を実現していました。


アメリカでの中継


韓国プロ野球開幕にあたり、スポーツ専門局『ESPN』は放映権を取得。

アメリカで他国のプロ野球が放映されるのは異例のことですが、それだけライブスポーツ中継を待ち望む人がいるということでしょう。

早い時期に開幕に漕ぎつけたことで、こうした世界に向けての発信の機会にもなっています。



観客席のぬいぐるみ

(6/1追記)


ハンファ・イーグルスの本拠地では観客席にぬいぐるみが置かれています!

これはスタンドが寂しいと感じたファンから贈られたもののようです。

最初は間隔を空けて置かれていましたが、日に日に増えていきバックネット裏を埋め尽くすほどに…。

無観客という事態の中で、自然発生的に新しい文化が発展しています。

人型パネルを置くよりもかわいくていいかもしれないですね。

何のぬいぐるみが置いてあるのか、じっくり見てしまいそうです。



参考:

https://news.yahoo.co.jp/byline/muroimasaya/20200505-00177007/

https://www.huffingtonpost.jp/entry/baseball-south-korea-first-pitch-boy-in-a-bubble_jp_5eb37b31c5b646b73d27744d?ncid=tweetlnkjphpmg00000001

https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/column/shikama/news/202005060000018.html


韓国サッカー・Kリーグ


野球に続き、韓国では5月8日にサッカー・Kリーグも無観客で開幕しました。


全世界で放送


開幕戦の「全北現代vs水原三星」はKリーグ公式YouTubeと公式Twitterで全世界へ配信

英語の字幕や解説も付き、注目を集めました。



開幕戦の無料配信以外にも、Kリーグは、英国・ドイツ・オーストラリアなど世界36の国と地域の放送局と1シーズンの契約を結んだそうです。


観客席にメッセージや横断幕


試合が無料配信された全北現代のスタジアムでは、バックスタンドに大きく「#C_U_SOON STAYSTRONG」というメッセージが設置されました。

全世界へ向けた力強いメッセージであるとともに、Kリーグのアピールにもなりました。

ハッシュタグにしたところも良いですね。

ゴール裏にはサポーター団体の横断幕と、スポンサーの巨大横断幕も掲げられました。

無人の客席をどのように有効活用するのかは、無観客試合において重要なポイントになりそうです。


客席に子どもたちの絵を飾っているクラブもありました。

(マスコットが気になる…)



応援歌の録音放送


場内のスピーカーからは、録音された応援歌が流されていたようです。


無観客でも応援団・チアが盛り上げていた野球と違い、多くのサポーターの歌が応援の中心となるサッカー。

無観客では野球以上に寂しさを感じてしまいますが、「音」をどのように使うかも試合の熱さや観戦の楽しさに大きく関わってくるのでは…?



懸念点も…


開幕はしたものの接触プレーへの恐れがあるように見えるなど、なかなか今まで通りとはいかなさそうな場面も。


また、ベンチではマスク着用が義務付けられていますが守っていないチームがあることや、フィルター機能のない“ファッションマスク”を着用していることが指摘されたり、問題点も浮上しています。


韓国では新型コロナウイルス蔓延の第2波の懸念も高まっています。

これまでと様変わりしたルールの中で、安全な運営方法は常に見直していく必要がありそうです。


参考:

https://hochi.news/articles/20200509-OHT1T50073.html

https://news.yahoo.co.jp/articles/e6bdddf5e64719fdbbcd15fab9013062fc081ae1

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58973930S0A510C2000000/

https://news.livedoor.com/article/detail/18297192/



ドイツサッカー・ブンデスリーガ


欧州ではブンデスリーガが5月16日に無観客で再開。

他国に先んじて、約2ヶ月ぶりの再開となりました。


段ボールサポーター


ボルシアMGは19ユーロ(約2200円)で“段ボールサポーター”を販売し、購入したファンの写真を貼り付けたボードをスタンドに設置。


台湾や韓国でも見られた光景ですが、ボルシアMGでは新型コロナウイルスの影響で経済的打撃を受けている地元の会社に発注。また、収益の一部は公共福祉プロジェクトに寄付されるなど社会貢献の側面も含めて早くから準備してきた取り組みのようです。


※5月25日追記

5月23日、再開後初のホームゲームを迎え、“段ボールサポーター”のお披露目となりました。

その数なんと13,000人!

多くのサポーターがついていることが感じられるスタジアムになったのではないでしょうか。



再開は早すぎたとの声も…?


サッカーが見られることは当然世界中のサッカーファンにとって喜ばしいことですが、早すぎる再開に否定的な意見も少なくありません。


再開は放映権などの経済的な理由が大きく、選手や関係者の安全が担保し切れているとは言えないことや、PCR検査を何度も受けることへの批判もあります。

再開前の5月10日には2部ドレスデンで2選手の陽性が判明。17日に予定されていたハノーバー戦は延期となりました。


また、再開マッチでは9試合で8人が負傷と報じられました。

交代枠は3枠から5枠へと変更されていますが、準備期間の短さは指摘されており前途多難のようです…。


参考:

https://www.footballchannel.jp/2020/05/15/post373900/

https://www.footballchannel.jp/2020/03/31/post369039/

https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/football/wfootball/2020/05/16/post_93/index.php

https://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=73563

https://www.afpbb.com/articles/-/3282329



まとめ


少しずつスポーツリーグが開幕・再開していることは、スポーツで一喜一憂することの楽しさを思い起こさせてくれます。

日本ではまだスポーツイベントの再開は決まっていませんが、各国の取り組みは参考にできるでしょう!


早く再開することのメリットも当然ありますが、ウイルスを相手に焦りは禁物という印象です。

しかし、来たるべきウィズコロナ時代のスポーツ観戦を面白いものにするべく、新しい体験・取り組みを進めることは間違いなく必要になってきます。



今後、日本や世界各国で、どのようなスポーツ観戦における施策が検討されているかについてもまとめたいと思います!


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