自宅からの「リモート応援」はどうなる?スタジアムに臨場感をもたらす音・映像による取り組み紹介

前回は各国のスポーツリーグが再開し、どのような取り組みが行われたのかについてまとめました。


無観客試合をどのように盛り上げるか、世界的にまだまだ模索中ですが、新しい「リモート応援」を推し進めるも加速しています。


ヤマハ「リモート応援システム」実証実験を実施



ヤマハはJリーグのジュビロ磐田、清水エスパルスの協力のもと、リモート応援システム『Remote Cheerer powered by SoundUD』を開発中。

すでに実証実験も行われています。

このシステムでは、スマートフォンアプリなどからボタンをタップしたり声を吹き込んだりするだけで、現場に声援を届けることができるとのこと。

スタジアム各所に多くのスピーカーを設置して音を流します。


「音」はスタジアムの臨場感を醸成する重要な要素。

音で応援やサポーターの存在を感じられれば、ピッチの選手たちにとっても心強い後押しになりますし、試合もエキサイティングなものになることが期待できます。

また、サポーターにとっても「応援している」「選手に届いている」という体験をリモートでもすることができます。


実証実験の映像を見る限り、流れている音はかなり今までのスタジアムに近いような気がします。

「ガヤ音」と呼ばれるスタジアム特有のザワザワした効果音も流すことができるそうで、そうしたスタジアムの空気までを再現しようとしている点は実は大きなポイントなのではないでしょうか?


実際の試合で活用されたときの印象や、プレーと音の時差がないかなどが気になるところです。


すでにシステム自体は本導入いただける程度に組み上がっており、スポーツ業界以外を含めると6月には活用が開始されるとのこと。

Jリーグでも早ければ再開初戦からこのシステムを使った応援が行われるかもしれません。


参照:

https://www.yamaha.com/ja/news_release/2020/20051801/

https://www.fnn.jp/articles/-/44819

https://hochi.news/articles/20200527-OHT1T50245.html



海外では?


海外でも同様のリアルタイムリモート応援システムの導入検討や開発に関するニュースはあります。

しかし、現時点では導入されたという事例はありません。

もし、ヤマハのシステムが導入されれば、世界初のリモート応援システム導入ということになります。

新しい応援の形の先駆けになっていくのでしょうか!



ZOOMでのバーチャル観戦を企画


サッカーのデンマーク1部オーフスは、「ZOOM」を介してスタンドから試合を観戦できるシステムを準備中とのこと。


22カ所に巨大スクリーンが設置され、ファンはその中から選択してチケットを予約し「バーチャルスタンド観戦」。(チケット代は無料)

スクリーンにはファンの姿が映し出されます。


ZOOMを使った応援は韓国プロ野球でも実施されていましたが、スタンドを囲むほどのスクリーンを設置したものではありませんでした。

このバーチャル観戦がうまくいけば、”観客が集まっている””コミュニティ感”を感じられる観戦体験になるのではないでしょうか?


さらに臨場感を感じられる「音」が加わればより良いのではないかと思いますが、音声がどのように届くのかについての情報は見つけられませんでした。

5月28日に再開初戦を迎えるオーフスの取り組みに注目したいと思います。


(6月1日追記)

実際の試合での様子はこちら!

スクリーンが設置されたのはスタジアムの一部分だったようですが、大写しになる画面もあって圧巻ですね…!


リラックスしながら観戦する様子はZOOM観戦ならでは?

非常にインパクトもあり、新しい観戦の形の一つとなりました。

さらに、スタジアム外の駐車場ではパブリックビューイングも実施。

車の中からファンが声援を送りました。これならソーシャルディスタンスも保てます。

外に飛び出している人も多いようですが…。

パブリックビューイングとして楽しむにはモニターが遠いようにも見えます。

そのあたりはまだまだ改善の余地がありそうです。


参照:

https://media.dglab.com/2020/05/12-afp-01-3/




今回はスタジアムに臨場感をもらたらす「音」「映像」によるリモート応援の新しい取り組みを紹介しました。


音や映像以外にも「投げ銭」などによる新たな応援、収益の形を模索する動きも多くあります。

そうした事例も引き続き紹介していきたいと思います。


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